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夢見たくらし


このところ、暑さで、めずらしく 少し体調をくずしていた私に とびきりファイトがわく いいことがありました。 早ければ年内でも 自分の cafè を開きたいと お勉強をかねて お仕事に来てくれている 新しいスタッフの Youさん。 モンシュシュに来てから 4ヵ月がたとうとしています。 私は、おそるおそる、けれど 勇気をだして聞いてみました。 「来られた頃の、

希望に燃えていた気持ちと こうして仕事をしてみてからの 気持ちは変わりましたか? どう? 夢やぶれた感じ ? 」 4ヵ月と言えば、日々の忙しさに

だいたいの方が想像とは違う

仕事の苦しさを感じる頃。 「夢見たものとは違っていました」 と言われるのも覚悟していたら なんとその答えは 思ってもみない素敵な答えでした。 「いいえ! ちっとも変わっていません。 それよりも cafè を開くのが 楽しみでたまらなくなりました。 だって、シェフがすごく毎日、

楽しそうだから。 そして、私も楽しいです !! 」 あせって、走り回って、 足にはあざや虫さされ、 あわてんぼうの手には やけどがあちこち。 おっちょこちょいで落ち着きのない しっちゃかめっちゃかの私。 その全てを見ているはずの Youさん。 なのに、彼女の目には そんなふうに見えているなんて なんてありがたいことでしょう。 素敵な人と出会ってよかった。 幸せのかたちは 人それぞれ。 私も、高価なものに 囲まれた生活を、つい 幸せと間違いそうになりますが きっとそんなものが欲しいだけで 生まれてきたわけではなくて、 心にわいてくる、もどかしくて 言葉にならない この愛情や気持ちを なんとかして伝えたい。 お料理や、言葉や、笑顔で そばにいる人、大切な人に ささやかでも 伝えられる人になれることが もしかして、私にとって 幸せとよぶものかもしれません。 少ない時間ではありますが Youさんに 伝わっていたことが とてもうれしい。 カンナさんもきっとすごく喜ぶ。 ありがとう Youさん。 今日が忘れられない日になりました。

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