トレモロ
他愛もないおしゃべりをする。 ちょっぴり 舌も お腹も
いい感じにして。 なにげないおしゃべりに 花をさかせる。 でも、とってもそれは 貴重な時間。 昔はもっと、どこにでも 人が集まる場所があって なにげない言葉をかわせる場所が あちこちにありました。 お風呂屋さん 電気屋さん 文房具屋さん 八百屋さん etc…。 小さなお店に おなじみの おばさんや おじさんがいて 「おかえり」とか「いらっしゃい」とか 温かいことを言ってくれて あれこれおしゃべりして、お買い物。 じわっと やさしい気持ちの 余韻をかかえて、何度
笑顔でお家に帰れたことでしょう。 くだらないこと ばかばかしいこと どうでもいい話をしましょ。 けれど、そんなことを話せる 時間があることと そんな人がいることは とても貴重で 実は とても、かけがえないこと。 心の奥がほしがっているのは どうでもいいように思える なにげない時間。 そんな大切な時間を過ごせる なつかしい場所で モンシュシュは、ずっと ありたいと思っています。 P.S. 高校生の頃、私に、 「おかえりなさい」と言ってくれていた 横川のカメラ屋のおじさんは なんと、今ではここにごはんを 食べに来てくれています。