野バラ
初夏という言葉が似合う お天気のまいにち。 開店の頃、小さかった白い野バラが 今年は大きくなり こぼれんばかりの 花を咲かせました。 私がここに 来る前からいる野バラ。 誰も知らないここの歴史を 黙って見てて、知っている野バラ。 香りもみごと。 耳をすましたら なにを言っているのか 聞こえないかしら。
合唱部の先生に いっぱいしかられながら歌った ゲーテ作 シューベルトの 「野バラ」を想い出します。 はるか昔の人も
歌にしたくなる気持ち、
とっても わかる。 ここは少し気温が低いおかげで 真夏、私の植えた バラたちも咲き続けます。 そして、きっと ここに来られる みなさんに ようこそと 花びらをゆらして 出迎えてくれることでしょう。