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想い出のジュヌビエーブ


お気に入りの絵本の1冊、 ベーメルマンス作

「マドレーヌといぬ」。 初めてこの本を手にとったのは、 フランスの制服と 長いリボンのついた帽子のおしゃれさや 愛くるしいマドレーヌの表情の豊かさに

ひかれたのはもちろんのこと、 他にも理由がありました。 この本の中に出てくる犬の名前が 昔、パリコレのファッションショーを お手伝いした時の、

大好きなモデルさんと

同じ名前だったのです。 整った美しい顔と、華奢で小柄なのに きりりとした強さを持った

ジュヌビエーブ。 パリコレのショーでは、1回に

20人くらいのモデルさんが選ばれ メンバーはデザイナーによって

その都度変わりますが 彼女は、どのショーにも選ばれる

人気者でした。 タレントもしていた秋川リサさんも 同じく人気で、リサさんは舞台裏でも 元気で明るく笑い顔の

たえない素敵な方でした。 そんな賑やかなモデルさんが多い中、 ジュヌビエーブはいつも もの静かに 隅っこの鏡の前に座っていました。 彼女の舞台裏での物静かな空気と反対に 舞台を歩く時の、ひときわ華やかで、

美しい存在感に、私はとてもひかれ、

舞台袖からくぎづけになって 彼女ばかりをずっと

見ていたことを思い出します。 何も語らず、短い時間

歩くだけのショーの中で なぜこんなにも人をひきつける魅力を 彼女は持っているのだろうか? 誰とも違う個性を持つ素晴らしさに 私は感動しました。

そんなジュヌビエーブと 同じ名前の犬が出てくるマドレーヌ。

このシーンは、 「ジュヌビエーブ、どこにいったの? きっときっとかえってきてね」 と、胸うつシーン。

何度読んでも、愛くるしくて お気に入りの本です。

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