モンシュシュのルーツ


今日もまないたを トントン。 昨日も トントンしたし たぶん 明日も。 トントンの音は あなたには    どんな音にきこえるでしょう? どんな人が うかびますか?   *   *   * 私は 母の顔。 こどもの頃には、背中で

トントンの音がきこえると、

うれしくって、走って台所にいく

自分の目はキラキラでした。 お料理が すきで。 もうひとりは おばあちゃん。 広大の大学生の

下宿屋さんをしていた祖母は 毎日、知的なハンサムボーイたちに 夕方になると たくさん

夕食を作っていました。 母の苦手なぬか漬けや、

白和えなどの和食を 私に教えてくれた人です。 人のお食事を作る、

おばあちゃんのトントンは 速くて 手際よくて かっこいい。

あこがれでした。 そして、それを食べる学生の姿を 私は今でも忘れられないのです。 おばあちゃんのお料理を

おいしそうに食べる彼らのこと。 きっと モンシュシュのルーツは

ここにあるのだと、

私は この奥畑の台所にきて はじめて気づいたのです。

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