
いとしいおなべ
昨日か、ランチの
あったかいスープものを
小さなおなべで お出ししています。
ぐつぐつと煮えるおいしいスープが
大事なお客さまの前で
少しでも 長く
あたたさを 保ってくれるように
あちこち さがして
見つけた おなべ。
つやつやのホーローの
このおなべが
上から見ても ヨコから見ても
なんだか とっても
かわいくて いとしい。
小学生の頃、学校から帰ってきて
おいしいおかずが
「絶対入ってる !!」って
急いであけた おなべのふた。
のぞいたら、夕べの残りもので
がっくりきたことも 多かったけど
「ふた」というベールに
かくされた向こう側が
見たくてたまらない気持ち。
まてよ、
これはなにかを思う気持ちと
にてる。
これとか。
そんなことを
いとしく思いながら。

秋のおさんぽ
どんぐり拾い。
落ち葉あつめ。
のんびりと夕暮れに 庭のおさんぽは
私の 秋のたのしみです。 この季節は、ついつい くるくるっと からめては
名前の知らない草を
ソースにしたくなります。
モンシュシュに来る前から
秋の山や森の、枝や木の実で
いろんなものをつくって 遊んでいました。
こうしているうちに
私だけの 小さなクリスマスの
じゅんびが 始まります。
テーブルや入り口に
少しずつ 毛糸のものや
かざりをつけてゆきます。
秋の風景も ひときわ美しい、
自然のくれる贈り物。
どうぞ
ここにしかない 秋の過ごしかたを
見つけに いらしてください。