
ふたり記念日 〜 St.Valentine's Day 〜
ひとりより
ふたりの方が いいに決まっている。
あなたの しもやけの足は
あなたにしかわからなくても
せめて その痛みを
自分のことのように
心のそこから わかってあげたい。
強い自分って、かっこいいけど
「強くなるよ !!」と言える人が
隣にいることは、もっといい。
けれど、一緒にいると
約束を忘れられたり
気持ちがいらだつこともある。
だけど、おっちょこちょいの とんでもない自分の失敗を思い出して
許してあげちゃおう。
だってやっぱり ふたりは素敵だから。
そんなふたりのごはんは
生きているうち
あとどのくらいあるだろう。
たとえ、数えきれないくらいの
ものであっても、
胸に残るごはんは、いったい
いくつくらいあるだろう。
わからない未来 −。
けれど、今日も台所では、私と、 温かいお鍋があなたを待っています。
* * *
ふたりになったこと
ふたりでいること ふたりの記念日。

絵本の中のフルーティ
café の時間におだししている
フルーツティが人気です。
りんごの皮やローズヒップなどを
煮出ししておだしする薄紅色の なんとも香りのよい紅茶です。
カレルチャペックの
山田詩子さんの本の中には
紅茶の素敵なレシピがいっぱい。
どのページを開いても
かわいいイラストが入っていて
乙女心をくすぐります。
ゆっくりした冬の午後
お気に入りの本を片手に
ポットのフルーツティなど
飲みながら…… なんていかがでしょうか。

ここでしかないおもてなし
いつもバスで来てくださる紳士が
オーダーしてくださった
「モーツァルト」は
モンシュシュの開店以来の
人気 menu です。
モーツァルトを聞いて
植物を育てたり、お酒を造ると
おいしくなるというお話を聞きました。
それから、トマトソースをつくる時
聴かせながら作ると、ほんとうに
ごきげんな味になりましたので
新年も、素敵な music で作りました。
「僕はモンシュシュ以外で
トマトソースが食べれません」
と言っていただきました。
音楽とお料理。
なんていい関係。
耳とお口が喜びます。
新しい年、素敵な方々が
今日も来てくださったから
空からも雪がお客さまをお出迎え。
今年も たくさんの方々の
心とからだに、ここち良いものを
お届けできるよう
素敵なおもてなしを
してゆきたいと思っています。