
想い出のヴィシソワーズ
「もう一杯いただいたら
思い出せない何かが、
思い出せそうな気がするので
おかわりいただけますか?」
と、去年の夏、フィアンセと
お食事にきたモルガンさんに
言われた枝豆のヴィシソワーズ。
フランスの方は みんなそうなのかどうか
モルガンさんはエレガンスな
表現をされて
私にそうおっしゃいました。
二杯目を飲んでも
思い出せそうなエピソードは
分からずじまいでしたが。
仲よしカップルの姿と
ヴィシソワーズ。
私にとって
印象深いスープになりました。
今日のお客さまは
どう思われたでしょう。

夢見たくらし
このところ、暑さで、めずらしく
少し体調をくずしていた私に
とびきりファイトがわく
いいことがありました。
早ければ年内でも
自分の cafè を開きたいと
お勉強をかねて
お仕事に来てくれている
新しいスタッフの Youさん。
モンシュシュに来てから
4ヵ月がたとうとしています。
私は、おそるおそる、けれど
勇気をだして聞いてみました。
「来られた頃の、 希望に燃えていた気持ちと
こうして仕事をしてみてからの
気持ちは変わりましたか?
どう? 夢やぶれた感じ ? 」
4ヵ月と言えば、日々の忙しさに だいたいの方が想像とは違う 仕事の苦しさを感じる頃。
「夢見たものとは違っていました」
と言われるのも覚悟していたら
なんとその答えは
思ってもみない素敵な答えでした。
「いいえ! ちっとも変わっていません。
それよりも cafè を開くのが
楽しみでたまらなくなりました。
だって、シェフがすごく毎日、 楽しそうだから。
そして、私も楽しいです !! 」
あせって、走り回って、
足に