
少女の恋
ビオラの花が、お花屋さんの 店先に並びはじめると
まず、決まって毎年、 白いビオラを買い求めます。
それから 他にも、パープルも。
ビオラの花は
秋に植えて 冬を越すと
強くなり、美しい花がつくと
いつか どこかで聞きました。
庭の かたすみで
小さな頭をユラユラさせる姿は
恋になやむ少女のよう。
今日 いらした、お母さまと娘さん。
私の作ったブレスレットを
うれしそうに、
お買い上げくださいました。
きっといつか かわいい
恋をする日がくるのでしょう。
ビオラの花言葉は
誠実・忠実
そして、少女の恋。
と、ありました。
28日からの企画展では
古道具の bol. さんと
モンサンチモンさんの
素敵なお花が並びます。
この秋、あなただけの
お気に入りのひとつを
見つけにいらして下さい。
企画展「オクラの休日」
bol. × MON sentiment ×
mon*chou chou
10月28日(金)~30日(日)

古道具、イギリスからの旅人
古道具が小さい頃から好きでした。
おじいちゃんも、おばあちゃんも
校長先生をしていましたので
昔のお家には、古い時計や
かびの匂いのする分厚い本など
めずらしい物がたくさんありました。
おじいちゃんの使わなくなった
黒い革のペンケースがすごく素敵で
「ちょうだい」と言ったら
「こんなものがいるのか」と、
不思議がっておりました。
学校に持って行ったら
みんなにすごくイヤな顔されたので
家で、開けたり閉めたりして、
ひとりで、うっとりしていました。
その頃、まわりのみんなは
赤やピンクの(当然新しいもの)、
女の子らしいものが好きなようでした。
人が使ったものを嫌う人たちが
いらっしゃるのを、ちっとも知らず
これがあたり前と思って、
それからも、古いものが
かわいいと思う暮らしを
ずっと続けてきました。
モンシュシュのお店の中にも
廿日市の骨董館さんで購入した
イギリスの中学校で
使われていたといわれる、
いい味わいのイスがあります。 座っていたのは、クリクリ金髪の
青い目の少年なのでし

愛しいおやつ
この秋おすすめの
フロニャルドというデザートは
季節の 果物を入れて焼いた
フランスのリムーザン地方の
お菓子です。
洋梨、いちじく などを入れて
こがすように 焼きました。
舌にのせた時、やさしく
ふわりと感じるよう
ちょっぴり 魔法を使いました。
誰かを愛している人も
愛する人がいない人も
愛しい気持ちを 想いだす
そんなフロニャルド