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FashionShowのお話 2


デザイナーのクロード・モンタナさんは 生まれつきの芸術家みたいで、

絵画のようにお洋服を

作られているように思いました。 フェルトの大きな帽子を

私がモデルにかぶせると 美しい右手で帽子をちょこんと曲げ 「こうすると美しいよ!」と ニコリと微笑んでくださいました。 山本寛斎さんは あの通りの元気のいい方で ショーのスタッフを早朝から集めて ラジオ体操からスタート!! 私たちのような学生にも 「おはよう!! よろしくお願いします」

と、笑顔で声かけられる

素晴らしい方でした。 この方のためなら、がんばろう!! と

思える気持ちにさせていただきました。 美しいスタイルの、あこがれの

モデルさんたちとも会いました。 その中でも、世界的に有名な

山口小夜子さん。 「あこがれていました」と、

勇気を出して伝えたら メイク中の鏡の前に座り、笑顔で 「がんばってね 」と、

エレガントな声で言ってもらったのが

忘れられません。 私があの頃に、

多くの刺激を受けて学んだこと。 当たり前かもしれないけれど、 どんな有名な人たちでも、 早朝から真夜中まで、人の何倍も

お仕事をしているということ。 そして、その苦労や疲れを

回りの人々に、全く感じさせない、

美しい配慮や心配りのできる

生き方を見せられたこと。 「Fashion」という、 目に見えるようで 見えない世界で 自分の感性を信じ、持ち続ける強い心。 それでいて 明るく、豊かに、健康的に 回りの人々を思いやる心を失わず、 楽しみながら生きていける

魅力的な生き方ができる、 そんな人生があるのだということ。

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