

夏しごと
夏の庭にでると、 ひぐらしや つくつくぼうし、 せみたちの にぎやかな合唱が 今、毎日、きこえます。 せみ博士がいたなら あれはこれだよ、と 教えていただくのに。 なにも知らない私は ただ耳をすますだけ。 暑い夏の日には ヘレンカミンスキーの ...


木曜日はアンニュイ
木曜はちょっとブルーになる。 しめった空気も手伝って 意味もなく ますます もの悲しくなるのは 私だけでしょうか。 あんまり無理しなくてもいいけど こんな日に 気分だけでも さわやかな気持ちを 思い出せる方法は ないかしら。 窓をみがく ...


雨の音楽会
きっと、気持ちいいにちがいない。 雨の気持ちは わからないけれど。 目を閉じると、 森のささやきが聞こえてくる。 雨でもぬれない席で ひとりお茶を飲む。 したたる水の音たちが あちこちから聞こえてきて お庭でコンサート♪ 葉っぱが きらきら ...


うたたねノスタルジィ
夕方 5:00 からの お客さまの ご予約が 入っていなければ ちょっと うたたねしたくなる こんな雨の月曜日。 どこでも かしこでも うたたねしちゃう うたたねずき。 雨の音が 窓ガラス越しに リズムよく 聞こえるので なんだか 子守唄に聞こえます。...


シュゼットの記憶
少女時代、はじめて恋したお店は 並木通りにあった「花」という クレープのお店。 木の階段を上がると いつも シャンソンが流れていて (その歌の歌手がピアフという 人だと、あとあと知りました) 高級な食器の上に 美しい絵のように クレープがのっていました。...


うたとパン
生まれて初めての TV出演は 袋町小学校の6年生の頃。 「パンのうた」(たしかこんな題の曲) という歌を、 今より前の建物のアンデルセンで うたわせてもらいました。 らせん階段が真ん中にあって そこに並んで、みんなで 「パァーン、パァーン♪」と ...


Iln'y a pas de laides amours.イルニャパドゥレドアムール(あばたもえくぼ)
右のほっぺに、えくぼがあって 昔から 「わぁーっ、すっげぇへっこむーっ」 と、いろんな人に かわかわれ 指をつっこまれたり 押したりされた、 私の唯一じまんのチャームポイントの えくぼ。 だいすきだと 何もかもよく見えて 盲目になるということわざ、 ...


奥畑さんぽ
あの木も この木も あっちも こっちも お庭の桜が満開です。 私をいつも守ってくれる 頼もしい桜たち。 「奥畑」という この町全体が 今、さくら色です。 町の方たちが、毎年たくさんの桜を 植えてくださっているおかげです。 モンシュシュの裏の庭の桜も ...


はじまりは2LDの台所
デジュネ(Déjeuner)とは、 フランス語で、昼食の意味です。 夜のお食事をせず、お昼ごはんだけを おだしするのには 理由があります。 主婦だった昔、 2LDKの 小さなマンションで 子どもの友だちやお母さんをよんで、 よく おうちランチをしていました。...


Voyage ー 旅 ー
可部線の電車が ゆれる草の向こうに見える。 通う車から見る いつもの朝の風景。 昔 いっぱい時間があった頃 あの電車にのって 目的もなく おでかけするのが すきだったなあ。 横川駅でキップをかって ゴトゴト のんびりと ちいさなひとり旅。 ...





























