

コマンタレブー comment allez vous
「コマンタレブー」 フランス語で 「ごきげんいかがですか?」 という意味です。 他人の日常を さりげなく思いやる、 こんな素敵なあいさつ。 昔から、何度も耳にしては ここちよく心に響く。 コマンタレブー。


ブラウンの食卓
茶色の食器たちを集めて 食卓に並べてみたくなるのは 森の木々が 色づきはじめるこの頃。 緑だった葉っぱが、赤や黄色に おめかしした姿をながめながら 朝の車中は 鼻歌をうたって にやにや。 今日はどんなスープにしましょうか。 お肉は柔らかく ...


野花集め
この季節になると 薄紫や紅色の小さな 名もない雑草が 道なりに ちょこんと 顔をのぞかせてくるので 毎年恒例の野花集めをしたくて うずうずしてきます。 今日は、お昼、久しぶりにどなたも いらっしゃらない時間があったので カンナさんとお散歩。 ...


貴族たちのポルチーニ
旅で初めて食べた ポルチーニの香りが あまりにも恋しくて 忘れられなくなり この秋、モンシュシュでも お客さまへ。 きのこの王さまと言われる ポルチーニは イタリアのきのこ。 トリュフと並んで珍重されている。 素材のよさを生かすため ...


想い出のヴィシソワーズ
「もう一杯いただいたら 思い出せない何かが、 思い出せそうな気がするので おかわりいただけますか?」 と、去年の夏、フィアンセと お食事にきたモルガンさんに 言われた枝豆のヴィシソワーズ。 フランスの方は みんなそうなのかどうか モルガンさんはエレガンスな...


夢見たくらし
このところ、暑さで、めずらしく 少し体調をくずしていた私に とびきりファイトがわく いいことがありました。 早ければ年内でも 自分の cafè を開きたいと お勉強をかねて お仕事に来てくれている 新しいスタッフの Youさん。 モンシュシュに来てから ...


キャトルキャールを焼きながら
フランスのお菓子、 キャトルキャール。 今日のなかみはバナナとくるみ。 オーヴンが温まる間は 庭に出て、草とり。 焼き始めたら、 蕾をいっぱいつけて 咲き出した白い睡蓮に見とれ 紫陽花を摘むのが 梅雨のたのしみ。 焼きあがり ...


ペーパームーン
本当は、映画評論家か 政治評論家になりたかった と、言った父。 おじいちゃんが厳格な人で いつも抑えつけられて育ったからと 私と弟を 一度も怒ったことがありません。 映画やダンス、音楽が好きなダテ男。 家族はそんな自由人の父に 困ってばかりいたけど ...


野バラ
初夏という言葉が似合う お天気のまいにち。 開店の頃、小さかった白い野バラが 今年は大きくなり こぼれんばかりの 花を咲かせました。 私がここに 来る前からいる野バラ。 誰も知らないここの歴史を 黙って見てて、知っている野バラ。 香りもみごと。 ...


ケ・セラ・セラ
ドリス・デイの「ケ・セラ・セラ」。 小さい頃、エプロン姿で家事をしながら いつもこの歌を歌っていた お母さん。 ケ セラ セラーなるようになるわー♪ わがままで、おぼっちゃまで 子供のような自由人の 父と結婚してしまったお母さん。 ...